takeの感想文マガジン

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「スパークル」映画感想

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製作 2012年 米

出演 ジョーダン・スパークス

   ホイットニー・ヒューストン

 

概要

モータウン全盛時代のデトロイトを舞台に、スターを夢見る三姉妹とその母親の運命と家族の絆を描く日本劇場未公開作品。1976年に公開された同名映画のリメイクであり、歌手ホイットニー・ヒューストンの最後の出演作でもある。当初は歌手アリーヤ主演で準備が進んでいたが、アリーヤが飛行機事故で急逝してしまったことから企画は頓挫。その後「アメリカン・アイドル」出身のジョーダン・スパークスを主演に迎え製作が再開した。製作総指揮も務めたホイットニーは三姉妹の母親を演じている。音楽監修はシンガーソングライターであり音楽プロデューサーとしても知られるR・ケリーが担当。

 

純粋に作品だけを観れば

スターを夢見る三姉妹が紆余曲折の末に結局デビューが決まって終わる

まあなんてことないサクセスストーリー。

基ネタは「ドーリームガールズ」(2006年米)と一緒。

しかし・・

ホイットニーの遺作ということ。

前回投稿のドキュメンタリー「ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~」

と共に観るとまた感慨もひとしお。

ホイットニー扮する母さんは娘たちの歌手活動にとにかく頭ごなしに反対する。

ダメダメ。歌手になるなら家を出ていけ。・・と。

作品だけだとなんだか理由もわかりにくいし、

ホイットニーも病み上がりからの久々映画出演。

お世辞にもいい演技をしていたとは言えず・・・

ただの意地悪ババアにしか見えないけど

ホイットニーのドキュメンタリーを見ていると

その理由は痛いほどによくわかる。

役としても元プロの歌手から転落したという設定で・・。

スターになったからといってバラ色の人生が待っているわけではないのだと

主演のスパークルを演じたジョーダンスパークス

コンクール出身の素人という事で、初々しさはあったけど

存在感としては長女役カルメン・イジョゴに完全に食われているし

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出てくる男たちはどいつもこいつもパッとしないし・・。

作品全体としてはなんだかボロボロで・・・

それがまたホイットニーのリアルな人生とリンクして

なんだか泣けるんだな~

劇中でホイットニーが教会で歌うシーンが1度だけあるんだけど

それが一番の名場面かな・・・。

全盛期の美声は無いけど・・

彼女の人生が走馬灯のように心に刺さるハスキーな歌だったな・・

あと、三姉妹「シスターズシスターズ」の劇中歌はなかなかよかった。

後で知ったけどR・ケリー監修という事ならそれも納得。

 

この作品に出演したホイットニーは

クランクアップしてもしばらく家に帰らなかったと・・

仕事がある、予定があることの喜びに興奮冷めやらぬで・・

後ろ髪引かれながらも再起を誓い自宅に帰ると・・

待っているのは予定のない空虚な日々・・

そして・・・公開を待たずして・・・。

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