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「マイフェアレディ」映画感想

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製作 1964年 米

監督 ジョージ・キューカー

出演 オードリー・ヘプバーン

   レックス・ハリソン

 

あらすじ

ロンドンで花を売り歩いていた女性イライザ(オードリー)は、言語学の教授ヒギンズ(レックス・ハリソン)から下品な言葉遣いを直せば一流のレディになれると言われ、教授から言葉や礼儀作法のレッスンを受けることに。猛勉強の末に美しいレディへと成長したイライザは華々しい社交界デビューを飾るが・・・。

 

下品な花売り娘を高貴なレディーに変身させる話。

さて、こういうのはどっちに落とすのか?

変身した後の姿を「成長した」ととらえてよかったとするか

下品な時の方が生き生きとして魅力的だったと、以前のありのままの姿の魅力に遅ればせながら気づくというものにするか。

・・・・・・。

さてさて。

まず語学教授が金に物言わしてイライザを、ひどい訛りを自分の力でどこまで変えられるかと、ゲーム感覚で賭けの対象にするあたりがいけ好かない

イライザも訛りとか階級格差とかいうより、基本的人格として人の話もろくに聞かずに的外れな妄言をがなり立てるのが本当にうるさい。

冒頭はあまり惹かれるものがない主人公二人。

というか、かなりいけ好かない二人。

イライザも教授がいけ好かないのは百も承知の上で、それでも、今の生活から抜け出せるかもしれないし、人間的にもそう悪い人じゃないという一抹の期待から、あえて彼の自己中な道楽に乗ってやろうと。

教授もあまりに下品すぎるイライザと一緒にいるのも正直うざいが、

自分から変わりたいと言ってきた彼女のガッツと、もしかしたら(レディに変身)できるかもしれないという一抹の期待から、どうせやるなら賭けでもして楽しもうと。

そんな感じで、2人の「宮廷晩餐会デビュー」プロジェクトが始まる。

教授のスパルタ教育。ヒステリックに反発するイライザ。

嵐のように騒々しい日々

周りの執事たちも傍で聞いているだけでうんざり。

そんなある日、教授がふといいことを言う

「君も疲れているだろう。だが目指す頂を見ろ。格闘している相手を見ろ。格調高い英語は財産だ。人の心からあふれ出る気高い思想が、その見事な音のあやに込められている。君はそれを征服するたびに出た。君ならできる」

俄然やる気になって輝きだすイライザ

かくしてめきめきと高貴なレディーに変身してゆく。

そして、宮廷晩餐会では見事、王子様のダンスパートナーにも選ばれ

列席の貴族たちからはハンガリーの王女だと噂され大成功。

帰った教授たちは大はしゃぎ

自分の力でレディーに変身させることに成功した。

賭けに勝った。と。

しかし、その素性は卑しい花売り娘の偽レディー。

あいつらはバカだと・・・。

そんな教授の言動にイライザは嫌気がさし、教授の家を出る。

教授は晩餐会は成功したのにへそを曲げたイライザの気持ちがわからない

何なんだ・・女はこれだからめんどくせえ・・と。

さて、どう落とすのか?という最初の問いの答えは?

うん。ハイブリッドな感じで。

僕の好みでした。

ラストのラストがまたスパッとしていてイイですね。

また、イライザの父の存在が、階級社会と自由について

哲学的なエッセンスも添えて・・・

より奥深い余韻の残る作品でした。