takeの感想文マガジン

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「7月4日に生まれて」映画感想

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製作 1989年 米

監督 オリバーストーン

出演 トムクルーズ

   ウィレム・デフォー

   キーラ・セジウィック

 

あらすじ

1946年7月4日、アメリカ独立記念日に誕生したロン・コーヴィック

愛国心を持つ若者へと成長したロン(トムクルーズ

高校卒業を控えたある日、志願する若者を集うため訪れた海兵隊の言葉に目を輝かせ海兵隊へ入隊することを決め、意気揚々とベトナム戦争に従軍する。

ロンが送られた先は戦争の最前線。

戦争の過酷な現実を前に懸命に任務をこなすロンだったが、負傷し下半身不随になり収容された病院では劣悪な環境で人とは言えない扱いを受ける。

長い療養生活を終え、ようやく故郷に帰還したロン。

しかし世間はすっかり反戦ムード。

家族や友人にまで冷ややかな目線を向けられる。

戦争反対?

国のため命を懸けて戦った俺たちを、死んでいった仲間たちを

お前らは否定するのか?

彼は周囲の人間との温度差と、思い通りにならない体を抱え、苛立ちを募らせていく。

そして脳裏に焼き付いて忘れられない戦争の現実・・・。

居場所を失いメキシコに逃避行。

そこで同じ帰還兵チャーリー(デフォー)との出会いを機に

今度は過激な反戦運動家に身を転じていく・・。

 

というお話。

 

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う~ん。着想はとてもいいと思うのだけど

映画として、なんか引き込まれないんだなぁ~。

その原因として考えられるのは

とにかく気になる、主人公ロン(トムクルーズ)の何か思い込むとそれを盲信し

それに反する他者の意見を一切聞こうとしない姿。

駄々こねる子供のように大きな声と激しいアクションで相手をねじ伏せて

閉口させようとする。

デモというのもそういう事で・・・。

それは結局、最後まで変わらなかった。

 

あの時代はみんなそうだったのかもしれない。

世界的に広がっていたイデオロギー論争。

論争ならいいが、

結局。闘争、殺し合いにまで発展する。

 

例によって、実話ものエンドロールで実際の映像が流れるのだが

それはもう本物のロンとそっくりなトム。

撮影前には何度も本人と話して役づくりしたとか。

演技としては素晴らしいものだったのでしょう・・。

 

純粋な人ではあったのだろうロン。

7月4日独立記念日に生まれ

純粋に愛国心溢れる青年になった。

純粋に国のためと思ったから軍隊に志願した。

しかし大義の無い戦争の現実を肌で体験した

純粋さゆえに国に裏切られたという思いも強かった。

命を懸けて戦った戦争を・・戦友たちの死を・・

間違っていたと認めるのは並大抵のことじゃないはず。

それを認め

今度は過激な反戦の戦いに身を投じていく・・。

それはすごいことだと思う。

ただ、あまりに一途に強引な手法で突っ走り

自分と違う意見の勢力をねじ伏せようとする

その姿は

僕の目には

結局は戦争と同じことをしているように見えてしまった。

純粋すぎるのも罪なことでしょうか・・・。

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