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映画「ローグ・ワン スターウォーズストーリー」感想~思いを繋ぐ。名もなき戦士たち~

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ここ数年すっかり恒例となった我が家の元旦映画観賞、4DXで観ました。

僕はスターウォーズの熱狂的な信者というわけではありませんが、上映されたすべてのシリーズは一応観てきました。

スペースオペラと言うのでしょうか、惑星間を自由に移動し、さまざまな種類の異星人、動物、ロボット、乗り物が画面いっぱいに躍動、闊歩する世界観がすばらしいです。

ジョージルーカスのルーカスたる由縁でもありますよね。

1977年。はじめに上映された「スターウォーズ」(シリーズの時系列ではエピソード4)は、これぞ映画だ、というエンターテーメーント性はずば抜けていました。世間的な人気も爆発的なものがありました。少年の僕もワクワクと胸躍らせ、親に映画館に連れて行ってもらい、おもちゃの、かなり立派なライトセイバーを買ってもらったものでした。それから「帝国の逆襲」「ジェダイの復讐」とすこし大きくなって、(中・高校性だったかな)観ましたが、思春期で見方がしゃくれてきたのか、エンターテーメーント映画として、それなりに楽しめましたが、ストーリー内容的にはそれほど評価できなかったのを覚えています。特にダースーベーダーがルークのお父さんだと、レイア姫が姉だと分かった時は、古臭い韓国ドラマのようなオチだとガッカリしたものでした。2000年代前半に上映された、エピソード1,2,3は妻と結婚前のデートで観まして、ディズニーランドのアトラクションのような感覚的な楽しさはありましたけど、内容についてはほとんど覚えていません。やはり伏線説明的な感が強く内容的にはあまり好きじゃなかったのだと思います。

他にもSF映画は好きでいろいろ見てきました。

「エイリアン」「アポロ13」「2001年宇宙の旅」などに代表されるような宇宙船内でのクライシス物、後は地球上での未来の話、火星探査の話などは多くありましたが、惑星間をまたにかけた壮大なスペースオペラ的話となると、「スターウォーズ」か「スタートレック」ぐらいしか思いつきません。

スターウォーズ」と「スタートレック」で比較するなら、映像的な美しさ、ディテール面の細かさ、ではスターウォーズの圧勝。人間ドラマの深さではスタートレックに軍配。

それは、それぞれの映画とTVドラマという互いの土壌を象徴していると思います。

 

 

最初の「スターウォーズ」上映から40年。

今だ類似作がほとんどないという、SF映画業界を寂しく思う反面、それだけ、近年、

僕の中で「スターウォーズシリーズ」が特別な存在となって輝きを増してきています。

昨年、元旦に見た「スターウォーズ フォースの覚醒」は久々映像やディテールだけでなく内容も面白くスターウォーズシリーズ中で2番目に面白く感じました。

1位はやはり、一番最初の「スターウォーズ」(エピソード4)です。

───ローグワンについてですが。

最初のスターウォーズ(エピソード4)の直前の話です。エピソード4は帝国のデススターの弱点を攻撃して終わりますが、デススターの弱点の設計図を手に入れるために尽力した戦士たちの話です。

率直な印象は「七人の侍型」。

脚本家になる勉強を多少した事のある人なら、その入門で教わる、教科書のような王道的ストーリー形体です。素直に見れば面白いのですが、僕はあまりに定型的なのがちょっと引っかかって古さを感じてしまいました。(あくまでストーリー構成がという意味です)また、エピソード4の伏線説明的な内容が強く、熱狂的なスターウォーズファンには、「なるほど、あれはそういうことか」と合点がいき楽しめるのでしょう。しかし、僕はむしろエピソード4についてはあれで完成していて、説明はいらないと、前々から思っていましたので・・・・。

映像の美しさやディテールの細かさはさすがで、やはり4DXや3Dで理屈なく感覚的に楽しむ作品だとおもいます。

ただ、ルーカス色が若干弱くなってるように感じたのは私だけでしょうか。

 

 

ジン役のフェリシティー・ジョーンズかわいくて、たくましくて、魅力的でした。

これから注目の女優さんリストに入れます。

チアルート役ドニー・イェン。よかったです。

けっこう有名な役者さんなんですね。知りませんでした。

K-2SO、巨神兵みたいで泣けました。

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