「あなたが眠っている間に」韓国ドラマ感想
製作 2017年 韓国
出演 イ・ジョンソク
ぺ・スジ
チョン・ヘイン
あらすじ
予知夢が見える女性ホンジュは、起こると分かっている悲劇を防げないことに苦悩する日々を送っていた。ある夜、見知らぬ男性に抱きつく夢を見るが、翌朝向かいに越してきた新人検事ジェチャンがその男性だと気づき仰天。互いに最悪の第一印象を抱くが、数日後ジェチャンがある事故を防ぎ、ホンジュの命を救う。実はジェチャンも予知夢を見て助けてくれたと知ったホンジュは、彼となら未来を変えられると考え始め…。一方、事故が防がれたことで命を救われた警察官のウタクもまた予知夢を見始める。不思議な夢で結ばれた3人の運命、そしてホンジュとジェチャンの恋の行方は――!?
(公式ホームページより)
イ・ジョンソクとぺ・スジ。最高です。
特にぺ・スジは今一番大好きな韓国女優さん。
もちろん出演作ほとんど全部見てます。たぶん。
何がイイって、二人とも、暑苦しくない自然な演技がうまい。
喜怒哀楽の起伏が激しい、演技派というより、
平坦な演技の中のちょっとした目の動きとかで微細な感情を表現するタイプ。
韓国俳優は外見はカッコよかったり美人な人が多いけど
みんな「ヤー!」とか「アイグー!」とかギャーギャーうるさい演技する人が多い中、こういう演技ができるのは意外に少ないのです。
ストーリーも最近にしては珍しくニュートラルというか、
近頃は韓国ドラマも日本のドラマのような大げさコミカル路線に走る傾向が強くなってる気がするのですが、そういう事もなく。
かといって、昔の韓流のような激しい愛憎や強引な展開も復讐もなく。
普通にナチュラルにまじめに作っている作品です。
こういうの意外と少ないんですよね。
といって日常系でもなく
主人公は検事と記者と刑事と悪徳弁護士ですから
程よくサスペンスありで、飽きることなく
そこは韓国ドラマお得意の過去の因縁なんかを重層的に絡めながらの
プラトニックラブありで。
一応、法廷ものかな。
マスセキと呼ばれて揶揄されていた新米検事ジェチャン。
若さゆえ、1つ1つの事件に真摯に向き合うゆえ、いつも仕事が溜まり
処理能力が遅いと検事局では無能扱い。
しかし腐ることなく信念をもって、悪を知りつつ悪人を弁護する超現実派弁護士と戦う姿が、やがて周りの検事たちの雰囲気も変えていくという話。
近所の女、ホンジュ。実は敏腕記者で、過去に繋がりがあって、不思議な予知夢を見ることでお互いの、未来を助け合って・・・。そこに刑事ウタクが絡んで。しかし面倒臭い三角関係もほとんどなく。
どちらかといえばシリアスなシーン多めなんだけど
時折見せる主人公二人のちょっと間抜けなキャラがまたチャーミングで。
しいて難を言うなら、心に刺さるようなセリフがないところかな・・。
いや、素直な言葉だから逆に伝わるものもあったし。
韓国ドラマって、脇役や家族のラブまでダラダラ描くこと多かったりするの。
あれもなくて。
いや~。久々、時が経つのも忘れてエンドレスで見続けさせられた作品でした。
ま、結局は人それれぞれの好みなんですがね~。