takeの感想文マガジン

映画・ドラマ・アニメ・読書・の感想・レビューを綴るブログです

2020-01-01から1年間の記事一覧

「たゆたえども沈まず」原田マハ 読書感想

初版 2020年4月 幻冬舎文庫 19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホと、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇跡の出会いが“…

「流浪の月」凪良ゆう 読書感想

初版 2019年8月 東京創元社 あらすじ 小学生の家内更紗(かないさらさ)は大好きな両親と平和に暮らしていた。 自由奔放な母と寛容な父。(ちょっとジョンとヨーコを思いだす) 近所の人や学校の友達からはヤバイ家族と噂されていたけど。 更紗自身も常識や…

「機関車先生」伊集院静 読書感想

初版 1997年 講談社文庫 あらすじ 新しい先生は、口をきかんのじゃ…。舞台は戦争の傷跡の残る昭和三十年代、瀬戸内の葉名島。この小さな島の、生徒わずか七人の小学校に、北海道から代用教員がやってきた。口がきけないことと体が大きい事をかけて「機関車先…

「鬼滅の刃 無限列車編」映画感想

観てしまいました。 TVアニメシリーズはタイムリー放送時に全話観まして。 私的にはまずまず良かったという印象でした。 もう嫌でも耳に入っているかもしれませんが、ここでもざっと概要の説明をさせてもらいますね。 ざっくり言えば桃太郎的鬼退治の話です…

「建築学概論」映画感想

製作 2012年 韓国 監督 イ・ヨンジュ 出演 オム・テウン ハン・ガイン スジ イ・ジェフン あらすじ 建築学科に通う大学1年のスンミン(イ・ジェフン)は、“建築学概論"の授業で音楽科の女子学生ソヨン(スジ)に出会い、一目で恋に落ちた。しかし、恋に奥手なス…

「風の電話」映画感想

製作 2020年 監督 諏訪敦彦 出演 モトーラ世里奈 三浦友和 西島秀俊 西田敏行 2011年の東日本大震災で家族全員をいっぺんに失ってしまった少女の話。 主人公ハルを演じるモトーラ世里奈の存在感。すごいな。 もう笑っちゃうほどすごいよ。一切コメディ要素の…

「ジョーカー」 藤堂志津子 読書感想

初版 2003年6月 講談社文庫(角川文庫1993年の再販) なぜ今更こんなのを読む気になったのか・・・。 藤堂さんは青春時代にはまった作家さんの一人。 誰しも青春時代は輝いて思えるのではないか。 遠く離れれば離れるほどに 実際は鬱屈したものもたくさん背…

「老人と海」アーネスト・ヘミングウェイ 読書感想

初版 1966年6月 新潮文庫 (原作出版1952年) あらすじ キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。4日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメ…

「サラバ」上・中・下巻 西加奈子 読書感想

初版 2017年10月 小学館文庫 いや~時間かかった。長かった。 上・中・下・文庫3巻。 長い長い、家族の話。 僕と真逆の性格の主人公に全く共感できず、 終始イライラ、読むのも何度も挫折しかかり中断し・・・ 何とか意地で読み進めた・・・。 この作家はこ…

「ファミリー・マン ある父の決断」映画感想

製作 2016年 カナダ・アメリカ 出演 ジェラルド・バトラー ウィレム・デフォー あらすじ 腕利きのヘッドハンターとして優秀な人材の引き抜きや仕事の斡旋に誰よりも熱心に取り組み、会社の中でも一、二位を争う業績を上げてきたデイン(ジェラルド・バトラー)…

「キリングフィールド」映画感想

製作 1985年 英 監督 ローランド・ジョフィ 出演 ジョン・ウォーターストーン ハイン・S・ニョール ジョン・マルコビッチ 冒頭5分。 主人公の新聞記者の言動で、ちょっと否定的な見方になってしまいました。 「どこに行こうと僕の自由だ!」 「法で認められ…

「戒厳令の夜 上・下」 五木寛之 読書感想

初版 1980年 3月 新潮文庫 あらすじ 元美術史学徒で今は二流の映画ライターをやっている主人公の江間。 とある映画祭の取材の帰りに、ふらりと訪れた福岡の酒場で そんなところにあるはずもない幻の名画を発見する。 福岡に在住する元右翼の重鎮で美術コレク…

「赤い靴が悲しい」片岡義男 読書感想

初版 平成元年10月 祥伝社文庫 高校生の頃、みんなが赤川次郎をまわし読みしたりしてた時、 僕は一人で片岡義男を読んでいた。 まあ、どちらも今思えばラノベ的で、(いい意味で)軽薄で、 おおよそ文学賞とは無縁な、心の闇とかドロドロした人の業 などほと…

「アイ」西加奈子 読書感想

初版 2019年11月 ポプラ文庫 最近書店でよく見かけて、気になっていた作家さん。 はじめて読みました。 記念すべき第1冊目です。 この物語の主人公はワイルド増田アイ。 アイはシリアで生まれた。 本当の両親は知らぬまま、赤ん坊の時、アメリカ人の父と日本…

「伏 鉄砲娘の捕物帳」アニメ映画感想

公開 2012年 監督 宮地昌幸 原作 桜庭一樹 あらすじ <伏を狩らねばならない>猟師の少女と、<人に狩られる>運命を背負った青年の出会い、初めての想い、そして、それぞれの決断の物語。 祖父の死をきっかけに山を下りた、猟銃使いの少女・浜路。観るもの聞く…

「浮草」映画感想

公開 1959年 監督 小津安二郎 出演 中村鴈治郎 京マチ子 若尾文子 あらすじ 志摩半島の小さな港町を舞台に、ドサ廻り一座「嵐駒十郎一座」とそれを取り巻く人々のさまざまな人間模様を描く。 画面に広がる昭和ノスタルジー。昭和女性の艶っぽさ。 男たちの悲…

「僕たちのアナ・バナナ」映画感想

製作 2000年 米 監督 エドワード・ノートン 出演 ベン・スティラー エドワード・ノートン ジェナ・エルフマン 男二人とマドンナ一人の典型的な幼なじみ三角関係ラブコメです。 しかし、そこに宗教的なエッセンスが加わって、 なかなかに奥深い作品となってい…

「リーチ先生」原田マハ 読書感想

集英社文庫 初版 2019年6月 好いものは好い。 そう感じる私たち日本人の心には、きっと“リーチ先生”がいる。 日本を愛し日本に愛されたイギリス人陶芸家の美と友情に満ち溢れた生涯を描く感動のアート小説。 第36回新田次郎文学賞受賞作 若きイギリス人芸術…

「万引き家族」映画感想

製作 2018年 監督 是枝裕和 出演 リリーフランキー 安藤サクラ 樹木希林 あらすじ 高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この…

「星の子」今村夏子 読書感想

初版 2019年12月 朝日文庫 初めて読む作家さんです。 芥川賞受賞作家さんという事は知らず ふらっと入った書店で背表紙のあらすじに惹かれて 衝動買いでした。 そのあらすじとは 主人公・林ちひろは中学3年生。 出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心…

「父親たちの星条旗」映画感想

製作 2006年 米 監督 クリントイーストウッド 出演 ライアン・フィリップ ジェシー・ブラッドフォード アダム・ビーチ 本作の主軸は、いかにもアメリカらしい 英雄をマスコットにしての国債集金キャンペーンの話です。 ほぼ制圧完了した硫黄島のすり鉢山てっ…

「硫黄島からの手紙」映画感想

製作 2006年 米 監督 クリントイーストウッド 出演 渡辺謙 二宮和也 加瀬亮 これは軍国主義圧力に翻弄される主人公を描いた これまでの日本の戦争映画に多い典型的なタイプの作品。 軍上層部の個人的な見栄の張り合いで作戦を動かしていたあたりは 絶妙に描…

「あゝひめゆりの塔」映画感想

公開 1968年 監督 舛田利雄 出演 吉永小百合 浜田光夫 二谷英明 乙羽信子 ひめゆりの塔という映画はいくつもつくられているようで、 僕も名前は聞いたことあったけどちゃんと観たのは初めてです。 沖縄戦に動員され玉砕あるいは集団自決した女学生たちの悲劇…

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