takeの感想文マガジン

映画・ドラマ・アニメ・読書・の感想・レビューを綴るブログです

小説

「サラバ」上・中・下巻 西加奈子 読書感想

初版 2017年10月 小学館文庫 いや~時間かかった。長かった。 上・中・下・文庫3巻。 長い長い、家族の話。 僕と真逆の性格の主人公に全く共感できず、 終始イライラ、読むのも何度も挫折しかかり中断し・・・ 何とか意地で読み進めた・・・。 この作家はこ…

「戒厳令の夜 上・下」 五木寛之 読書感想

初版 1980年 3月 新潮文庫 あらすじ 元美術史学徒で今は二流の映画ライターをやっている主人公の江間。 とある映画祭の取材の帰りに、ふらりと訪れた福岡の酒場で そんなところにあるはずもない幻の名画を発見する。 福岡に在住する元右翼の重鎮で美術コレク…

「赤い靴が悲しい」片岡義男 読書感想

初版 平成元年10月 祥伝社文庫 高校生の頃、みんなが赤川次郎をまわし読みしたりしてた時、 僕は一人で片岡義男を読んでいた。 まあ、どちらも今思えばラノベ的で、(いい意味で)軽薄で、 おおよそ文学賞とは無縁な、心の闇とかドロドロした人の業 などほと…

「アイ」西加奈子 読書感想

初版 2019年11月 ポプラ文庫 最近書店でよく見かけて、気になっていた作家さん。 はじめて読みました。 記念すべき第1冊目です。 この物語の主人公はワイルド増田アイ。 アイはシリアで生まれた。 本当の両親は知らぬまま、赤ん坊の時、アメリカ人の父と日本…

「リーチ先生」原田マハ 読書感想

集英社文庫 初版 2019年6月 好いものは好い。 そう感じる私たち日本人の心には、きっと“リーチ先生”がいる。 日本を愛し日本に愛されたイギリス人陶芸家の美と友情に満ち溢れた生涯を描く感動のアート小説。 第36回新田次郎文学賞受賞作 若きイギリス人芸術…

「星の子」今村夏子 読書感想

初版 2019年12月 朝日文庫 初めて読む作家さんです。 芥川賞受賞作家さんという事は知らず ふらっと入った書店で背表紙のあらすじに惹かれて 衝動買いでした。 そのあらすじとは 主人公・林ちひろは中学3年生。 出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心…

「蜜蜂と遠雷」 恩田陸 読書感想 

初版 2019年 4月 幻冬舎文庫 あらすじ 近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女としてデビューもしながら母の突然の死去以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラ…

「キネマの神様」原田マハ 読書感想

初版 2011年5月 文春文庫 あらすじ 39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、しかも多額の借金が発覚した。 ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父…

「大岩壁」笹本稜平 読書感想

初版 2019年5月 文春文庫 あらすじ 「魔の山」、ナンガ・パルバット。この山は別格だ。 ヒマラヤ、8000メートル級の山のなかで、多くの犠牲者を出し、通称「人食い山」の異名で恐れられてきた。 立原祐二、48歳。5年前に、3名のパーティで登攀に挑むも、頂上…

「その峰の彼方」  笹本稜平 読書感想

───人はなぜ山に登るのか という問いに正面から愚直に挑んだ山岳小説だと思います。 主人公の津田悟は冬のマッキンリーの難ルート単独登攀をして、遭難。 友人の吉沢と地元山岳ガイドたちによる捜索行を通して、 津田はなぜ危険な単独行に挑んだのか?安否は…

「鹿の王」 上橋菜穂子 読書感想

ストーリー 飛鹿乗りの戦士団「独角」の頭ヴァンは東乎瑠帝国との戦いに敗れ、岩塩鉱に囚われ捕虜として過重労働を課せられる日々を送っていた。そんなある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の疫病が発生。奴隷も看守も岩塩鉱にいたすべての人が死滅す…

「親鸞」五木寛之 読書感想

青春篇上下巻 激動篇上下巻 完結篇上下巻 講談社文庫全6巻読了 力強い作品だった。 まともに向き合えば、一生かけても答えの見つからない まさに禅問答のような堂々巡りの底なしの海に、何度も引きずり込まれそうになった。 引きずり込まれそうになっては、…

「天空への回廊」笹本稜平 読書感想

───エベレスト山頂近くにアメリカの人工衛星が墜落。 雪崩に襲われた登山家の真木郷司は九死に一生を得るが、親友のフランス人が行方不明に。真木は親友の捜索を兼ねて衛星回収作戦に参加する。 ところが、そこには全世界を震撼させる、とんでもない秘密が隠…

「楽園のカンバス」原田マハ 読書感想

マハさん作品読むの2作目です。 1作目は「本日は、お日柄もよく」で感想はイマイチ。 結論から言いますと本作品のほうが断然よかったです。 あくまで僕の好みですが。 ニューヨーク近代美術館のキュレーター補佐、ティム・ブラウンはスイスの大邸宅に招かれ…

本日は、お日柄もよく  原田マハ

フェイスブックの読書グループで紹介されていたので興味を持ち 「何度も泣きました」「言葉の持つ力に感動」「元気が出るお仕事小説」 との帯に心ひかれ文庫購入しまして。 原田マハさんの本。はじめて読みました 私的感想。結論から言うと「う~ん」星1.5点…

レインツリーの国  有川浩

はじめて読む作家さんです。 女性作家さんだったのですね・・・・。 率直な感想は「なるほど最近のトレンド作家さんだな」 僕が思う「最近のトレンド」とは 主人公の「成長」が描かれていること。 しかし実は僕、この「成長」タイプの話、あまり好きじゃない…

獣の奏者  上橋菜穂子

ドラゴン使いの少女が主人公のファンタジー と言えばアニメや映画でもよくある話ですが 本作はそんじょそこいらのドラゴンファンタジーとは わけが違うんです 普通のドラゴン使いものは「生まれながら特殊な運命や能力の持ち主」で だいたいが「選ばれし者」…

ソング・オブ・サンデー  藤堂志津子

ジャンルでいえば比較的軽いラブコメに分類できますが、 私の好きな小説ベスト10に入る作品です。 本作の簡単な説明をするのに実にちょうどいいので、冒頭の書き出しをそのまま抜粋します ドライブに行く約束の今日の日曜日だった。 4日前の晩に電話をかけて…

海峡 伊集院静

───少年にとって、父はそびえる山だった。母は豊かな海だった。 土木工事や飲食店、旅館などで働く50人余りの人々が大家族のように寄り添って暮らす「高木の家」。その家長の長男として生まれた英雄は、かけがえのない人との出会いと別れを通して、幼い心に…

風の王国 五木寛之

みなさんも「人生観を変えたこの一冊」というのがあると思いますが 僕にとってはこの作品がそれです。 最初に読んだのは約20年ぐらい前です。 定期的に読み返したくなり、今回で5回目ぐらいでしょうか 表紙はぼろぼろです。 フリーのライター速水卓が、仕…

村上海賊の娘 和田竜

前から気になってたのですが、今一つ読む気になれなかったんです。 戦国時代ものというのがちょっと引っかかってまして。 昔は好きだったんですよ、戦国時代。 最近は、陰鬱とした謀略や陰謀の話が多く、癖易してたんです。 最後は徳川家康が勝つというのも…